
『子供の居る人が自分の財産を他人に譲る』といった内容の遺言書が見つかった場合にその遺言書は有効なのか?
といった話題が少し前になりますがテレビ等で取り上げられていました。
結論から言ってしまいますとそのような内容の遺言書が見つかっても有効です。
勿論、遺言書が遺言書としての条件を満たしていること等色々な事が前提になりますが・・・
実際、子供のいる方が他人に財産を譲りたいと思う事はよくある事なのか?
少し気になって私なりに調べてみたところ、『よくある事』と言うほどではありませんが、私が思ってた以上に子供以外の人に財産を譲りたいと思っていると考えている方はいました。
皆さん理由は様々でしたが、あるテレビ番組では
という方がインタビューに答えているのを見ました。その方は
『私には子供もいますが今、私の身の回りのお世話をしてくれているのが親戚の子供なので感謝の気持ちで財産を譲りたいんです。』
『自分の子供と仲が悪いとかは全くありませんし子供の事はとても大切に思っています。ですが、それと財産を誰に譲るかは別問題ですから・・・』
と話していました。
この番組を見て、核家族化が進んでいる現代ではこの方と同じように思う人が今後もっと増えていくのかな・・・と私なりに色々と考えさせられる内容のインタビューでした。
そして今後こういった内容のご相談なども増えてもきちんと対応できる行政書士でありたいとあらためて思いました。
行政書士 西澤典子