『相続人が誰なのかわからないんですけど・・・』最近一番多くお問合せいただく内容です。
その中でも『祖父母が亡くなってから数十年間、家や土地の名義変更をせずにいたけれどこのままでは処分する事もできなくて困っている』といった内容がとても多いです。
詳しくお話しをうかがっていくと家や土地だけでなく、残高があまり無かったので銀行預金もそのままになっているという方が結構いらっしゃいます。
相続が発生した時に名義変更など全てやっておくというのが理想ではありますが、今すぐに手続きをしなくても困らないものはどうしても後回しになりがちです。
ですが、いざ名義変更や解約手続きをしたいと思ったときには何代も代替わりがしていて相続の権利がある人が誰で何人位いるのかが全く分からないといった事になります。
実際、わたしも祖父母の姉弟が何人いて何処に住んでいるのかと聞かれてもわかりません。
まずは相続の権利がある人を戸籍を辿り確定させるという事が必要になりますが、ご自分でやるには大変な作業になります。
そんな時には相続等の専門家に相談してみて頼るのも一つの方法だと思います。
面倒だからとそのままにしておくと相続の権利がある人の人数がどんどん増えてしまって遺産分割の協議もまとまらない等もっと面倒な事になりかねません。
そうなる前に、行政書士の業務外のものに関しては各専門家をご紹介することもできますのでお気軽にお問合せしていただけたらと思います。
行政書士 西澤典子